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2008年2月17日 (日)

バート・バカラックと綴れますか?

 バート・バカラックを知っていますか?
 まあ、ほとんどの人は知っているでしょうね。でも、バカラックと綴れるひとはあまり多くないでしょう。Burt Bacharach。1928年5月12日生まれだから、もうすぐ、80歳! そのバカラックのコンサートを聴きに、東京国際フォーラムに行ってきました。
 約5000席が満席。私同様、中高生の頃にラジオで初めてその音楽に接し、都会的で、大人な雰囲気の曲に酔わされて、それ以来ファンになったと思しき、白髪混じり、あるいはゲーハーなオヤジ&オバハンが会場を埋め尽くしていました。

 バカラックはアルマーニと思しき、ノーベンツのダークスーツを着て、長い手脚をもてあまし気味に深々と頭を下げて挨拶をし、往年の曲を次々に披露しました。
 多数の曲をさまざまなアーティストに提供していることに驚かされます。ディオンヌ・ワーウィック、カーペンターズ、トム・ジョーンズ。そして映画音楽も。「明日に向かって撃て」の主題歌「雨に濡れても」はあまりにも有名。最近では、エルビス・コステロなどともコラボ。

 バカラックさん、ピアノの弾き語りに挑戦するのですが、もうすぐ80歳になるだけあって、残念ながら、思うように声がでません。会場からは、頑張れ、と応援するようなあたたかい手拍子が自然にわきあがります。いいなあ、こんな優しいファンに囲まれて幸せな人だなあ、と思ってしまいました。

 コンサートの最後は、「雨に濡れても」を会場と一緒になって大合唱。スタンディング・オベイションに応えて、前列のファンと握手をすると、いい年をした観客が殺到するほど、根強いファンに愛されているようです。

  そういえば、その昔、自分はこの人の曲を聴いて、「都会」や「大人」や「洒脱」というものに憧れたのだったなあ、と遠い日のことを思い出しました。そうだ、そういったものに憧れて自分は東京に出てきたんだったと気づきました。で、今は満足しているのかい、という、昔の自分から今の自分への問いかけが、曲を聴いている最中にやってきました。

 うん、どうなんだろうな、満足しているのかなあ。よくわからない。
 でもね、よかったよ、頑張っているバカラックを見ることができて。もうこれが最後かも知れないしね。

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