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2008年7月25日 (金)

日本交通・中村運転手の英断

 

  おとついのこと。

  会社の同僚3人とタクシーに乗り込んだ。私が先に後部座席に乗り込んだのだのだが、ふと足元を見ると、茶色い封筒が落ちている。お、現金拾っちゃったかな、とにんまりしつつ中を見てみると、ミュージカルのチケットが3枚。

  よーく見ると、赤坂アクトシアターでやっているミュージカル、「フラガール」のものでS席9000円である。3枚で〆て27000円なり。いつのチケットなのかなと見ると、なんと、30分後に開演となっている。おそらくは、このタクシーで3人は劇場に向かったのだろう。が、あろうことか、肝心のチケットを車内に落っことしたまま・・・・。

「運転手さん、俺たちを乗せる前に、赤坂まで3人組を乗せなかった?」
  と運転手さんに聞くと、
「ああ、乗せましたよ。若い女の子の3人組だったけど」
「ありゃあ、その子達、赤坂にミュージカルをみに行ったんですよ。でも、チケット3枚ここに落っことしてんですよ」
「ええっ・・・・」
  運転手さん、一瞬絶句。どうしたんだろう、と思っていると、その運転手さん、意を決した様子で、
「お客さん、すいませんがここで降りてください」
  決然とそういう。なんだ、何事だ?
「私、チケット持って、急いで赤坂に向かいますっ」
  おお、そういうことか。わかったわかった。それは俊敏で優しい判断である。われわれ4人は急いでタクシーから降りた。タクシーは慌てて赤坂に向かう。

  後から来たタクシーに乗り込んだ我々は、「ちゃんと女の子3人組にチケット渡せるかなあ」「女の子たち、きっと今頃呆然としてるよ。27000円だもんなあ」「タクシーの領収書をもらっていたら、チケット落としたといって、タクシー会社に連絡できるんだけどな」「でも開演30分前だしなあ」などといいろいろ話し合っていると、一緒にいた30代後半の女性が、
「女の子たちって、きっと、若くてかわいい3人組なんだよ。絶対そうだよ。おばさんだったら、絶対行かないね、赤坂まで」
  と言い放つ。一同、納得。

  でも、日本交通の中村某運転手、あんたはえらい。
  さすが、「タクシー王子」川鍋社長が指揮する会社のメンバーだけあるぞ。

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コメント

あ、本の宣伝してる・・・

投稿: もぐらあ | 2008年7月26日 (土) 00時03分

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