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2009年3月 3日 (火)

稲越功一さんの思い出

 

    写真家の稲越功一氏が亡くなった。
  
    若い頃に一緒に仕事をしたことがあるのですこし寂しく切ない気持ちになった。そういえば、一緒に仕事をした写真家ですでに鬼籍に入った人が、思い出せる限りで3人いる。こうして仕事仲間が一人消え、二人去りしていくのかと思うと、長生きするのはつらい作業なのかもしれない。
  
    原宿駅前にあるマンションの一室が稲越さんのオフィスだった。ドアを開けてすぐのところに白い、洗いざらしのズックが何足も並んでいたことを思い出す。
  
    趣味のいい調度品が室内に飾られ、年季の入った大きな作業机の上には、いろんな雑誌や本がインテリアのようにして積まれていた。
  
    その作業机の上で、稲越さんは絵葉書の宛名を書いていたりした。青鉛筆で、独特の直線的な筆跡で文字を「描く」。味のある筆跡で、何枚かもらった絵葉書は今でも美しいので引き出しの中にしまってある。
  
    白いズックと青い筆跡、シャイな笑顔と長い髪。記憶の中の稲越さんはいつも笑っている。
  

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