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2009年3月26日 (木)

アカペラとプエルトリコ

 
  いつの間にか、間違えて覚えてしまっている言葉がある。
 
 たとえば、「アカペラ」。これは歌手が伴奏無しで歌を歌うこと、と理解しているが、正しくは「ヨーロッパの教会音楽の一様式」。アカペラはイタリア語のa cappellaで、英語だと in chapelに相当するんだという。意味は当然「聖堂にて」ということになる。
  
  私は長い間、「赤ペラ」だと思っていた。なんなの、赤ペラって? と思われる方もいるだろう。ご説明しよう。「赤」は「赤貧」のように、「非常に、とても」といった意味で、「ペラ」は「1枚の紙切れ」、そこから転じて、「何も記されていない楽譜」のことなのである。だから、「赤ペラ」は「全く白紙の楽譜」の意で、要するに、無伴奏で歌を歌うこと、になるのである。
  
  すごいこじつけでしょ。でも長い間勝手にそう理解していたのであるから、無知というのは恐ろしいものである。だから発音する場合にも、「ア・カペラ」ではなく「赤・ペラ」と発音していた。なんとなくその方が日本語ネイティブには言いやすいように思う。
  
  以前、クルマの名前に「カペラ」というのがあったけど、あれは「聖堂」という意味だったのかな。そんなに堂々としたクルマではなかったけれど、もしそうだとしたらすごいネーミングである。
    
  もうひとつ、最近、なんだそうだったのか、と気づいたのが「プエルトリコ」。長い間「プエル・トリコ」だと思っていた。なんなんだ、トリコって、と詰め寄られても困る。あえてご説明すると、「トリコ」とは「トライアングル」の意味で、「三角地帯」という意味である。現地にそんなものがあるのかどうかは知らないが、とにかくそういうことなのである。
 
 こんな誤解が私の頭に根付いたのも、正しい発音「プエルト・リコ」が、日本語ネイティブにはやはり発声しにくいからである。何だが字足らず、というか尻切れトンボというか・・・・。「プエルト・リコ」はスペイン語でPuerto Rico、英語だとPort Rich で文字通り「豊かで、美しい港」ということになる。
 
 ウィキペディアは、その語源を、コロンブスがサン・ファンの港に入港したときに、「なんて素敵な港なんだ!(¡Qué Puerto Rico!)と叫んだことに由来するといわれている、と記している。勉強になるなあ。

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