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2009年4月 2日 (木)

「東京オリンピック招致」中吊り広告の駄文

  しばらく前のブログで、電車の中吊り広告に、「東京オリンピック招致」を目指すものがあって、その文章がろくでもないものだった、と書いた。そのろくでもない広告に、再び車中で出会ったので、急ぎ携帯で撮影。その画面をじっと目を凝らしながら書き取ったのが以下の文章である。

  いったいこれはなんなのだろう?
   
  何が言いたいのだろう? 分かりますか? すんなりと。

< 来ますよ。
21世紀の東京オリンピック。

日本経済は必ず復活します。
いつ、その時がくるのか。
どうすれば、より早く来るのか。
日本人自身が、日本のよさに気づくこと。
世界の人にそれが伝わり、日本に注目が集まること。
   2016年の開会式当日までの7年間
   新しいエコの取り組みと日本の経済力に、
世界は感心するでしょう。
パラリンピック選手をお迎えするために
街全体をバリアフリー化しながら準備を進める。
その姿に、世界はなるほどと思うでしょう。
それが、自然を尊敬し、平和を求める国、日本の
あたらしいオリンピックです。
2016年東京オリンピック・パラリンピックには
莫大な経済効果があります。
でも、それ以上に大切なのは、
気配りや、おもてなし、もったいない、安全世界一、
といった日本らしいオリンピックで世界を結ぶことで、
大人が自信を取り戻すこと。
それを見た世界の子供たちに夢を与えることです。

さあ、東京オリンピックで、
日本は世界を結びます。>

 何度読んでも、はっきりと分からん。支離滅裂である。「オリンピックを招致することには経済効果がある」ということを言いたいのかと思ったら、「そうではない。それ以上に大切なことがある」という。それは何なの? と問うと、「自然を愛し、平和を求める姿を内外に誇示することである」という。そうすることで、大人は自信を取り戻し、それを見て子供も夢を抱くことができるようになる、というのである。はあ、そんなもんですかねえ、と首をひねっていると、いきなり「2016年東京オリンピック・パラリンピックには莫大な経済効果がある」とまた、わけのわかんないことを言い出す。

  いったい何を言いたいんだよ、と普通の人ならば怒り出すだろう。誰が書いたんでしょうね、この文章。私が想像するに、最初の文章はこのようなものではなかったろう、ということ。多分、どこかの代理店のコピーライターが書いたに違いない。

  で、これでどうでしょうか、と代理店の担当者がクライアントのところへ持って行ったところ、「だめだ、こんなんじゃ」とクライアントのボスが自分でガシガシと赤を入れたのではなかろうか。出来上がった文章がろくでもないものだということは、周りの誰もが気づいたが、誰一人ボスにそう忠告することもがきない。で、結局そのまま印刷されてしまった、という次第なのではないか。

  もちろん、想像である。しかし、そうとでも考えなければ、こんな駄文を、高い金を払って(多分、東京都民の税金だろう)、電車の中のワイドの中吊りに印刷したりしないだろう。

  文章の出だしに、「来ますよ。21世紀の東京オリンピック」というコピーがあるが、ここでは「来る」と漢字を使用しているのに、そのすぐ後の「いつ、その時がくるのか」の「くる」は平仮名。この統一性のなさは、普通では考えられない、のである。さて、そのボスって誰なんでしょうね?

  話題は変わって、ジル・サンダーがユニクロの服を作る、という話。早くこの服を着てみたいが、この洋服のブランド名を思いついたので、いち早くここに記しておきたい。2009年4月2日記、である。ジル・サンダーがデザインしたユニクロの名は「ジルクロ」! これで行きましょう!

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コメント

東京オリンピックなど開催して欲しくありません。
なぜなら、東京オリンピックを目的に、
私の家の前に大きな道路を通す計画があるからです。
わけのわからない目的のためのオリンピックより、
キレイな桜並木が大切です。

投稿: ジル | 2009年4月 3日 (金) 02時53分

まったくね。なぜ今オリンピックなのか余裕ないのに。政治も。分けわからない国。

投稿: cocoseri | 2009年4月13日 (月) 09時56分

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