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2009年5月 1日 (金)

トラベラー・バッグ・ガールズ

  

  最近、気がついた。ひょっとすると、気づくのがかなり遅いのかもしれない。

  若い女性が、小さくてかわいいトラベラー・バッグ(底にキャスターが付いていて、取っ手が、孫悟空の如意棒みたいにぐいーんと伸びるバッグのこと)をコロコロ引きずって歩いているのである。

  最初は、地方から東京見物に来た女の子がホテルに向かっているのかな、と思っていたのだが、どうも様子がおかしい。だって真昼間に、麹町をコロコロさせている子がいるかと思えば、午前中に三鷹のバス通りをコロコロ引きずっている子がいる。

  ひょっとして、新手の風俗嬢なんだろうか、とも考えたが、それにしては妙におしゃれである。となると職のないニートさんで、インターネットカフェで寝泊りしてるのかな、ブリトニーとかいう女性漫画家みたいに、とも思うが意外に清潔そうである。

  いろいろ思案した結果、私的には、「これは、若い女性の最近のファッションであろう」という結論に達した。しかし、ファッションだとするとはなはだ面倒なファッションではないか。
 
    一時期、頭の悪そうな青年が、子供の頃に乗った「足こぎ二輪車」(なんと呼ぶのか知らないが、きっと英語のおしゃれな呼び名があるに違いない)みたいなものを大事そうに抱きかかえて電車に乗り込んできたことがあった。電車から降りると、それに片足を乗せて、ホームをすいすい転がって行った。

    落ちろ! 線路に落ちろ! 馬鹿は電車に轢かれてしまえ、と強く念じたが、祈念むなしく若者はすいすいと先に進み、見えなくなってしまった。最近ではあの「足こぎ二輪車」もすっかり見なくなったが、あれも随分と不便なファッションだったなあ、と思う。

    というわけで、このトラベラーバッグのはやりも早晩廃れることになるだろう。しかし、おじさんは知りたいのだ。あのバッグの中に何が入っているのだろうか。一体全体、どこがおしゃれだと思って、あんなものを引きずっているのだろうか。

    世のトラベラー・バッグ・ガールズよ、教えてくれないか。
  

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