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2009年6月 4日 (木)

シギラベイサイドスイート アラマンダの休日

  
    08年の1月からコツコツ書いてきたこのブログも、もうすぐ総アクセス数が1万になる。よくぞ、続いたなあ、と思うと同時に、どこの馬の骨だか分からないおっさんの世迷言をよくも1万回も読んでくれる人がいたもんだ、と驚く。

  前回、羽田空港の不便さについて、カーッとして書いたので、肝心のことを書くのを忘れた。何をしに宮古島まで行ったのか、について書きそこなったので、補足を。

  南西楽園の宮古島シギラリゾート「シギラベイサイドスイート アラマンダ」というホテルが4月25日にオープン。そのお披露目にご招待されての宮古島行きだったのである。このリゾートホテルは全室にプライベートプールが完備。BRAVATのシンプルな浴槽につかり、ガラス張りの浴室の外を眺めると、すぐそこにプライベートプールが青い水面をきらめかせている。

  プールではあるけれど、なにしろプライベートであるから、浴室からそのままフリチンでプールに入るもよし。プールの向こうにはゴルフ場、そしてその向こうには紺碧の太平洋が広がる。浴室にはシェードがあって、外からの視界を遮蔽することができるけれど、こちとら、別に見られて困るようなものは持ち合わせていないので、堂々と開陳。

  朝早く起床、シギラベイカントリークラブで18ホールをスルーでラウンドし、昼食を食べて、生ビールを2杯いただく。そののち、ふらふらしながら部屋に戻って、バスタブに身を沈める。1時間ほどぬるま湯の中でうつらうつらしたのち、アメニティとして用意されたロクシタンのボディクリームを体中に塗りたくり、そのまま素っ裸でベッドへ。滑らかなシーツの中へ、体を滑り込ませる。うーーー、極楽極楽。

  他の皆さんは、バスで宮古島を1周して観光スポットに行くらしいが、酔っ払った私は勝手にパス。寝るより楽はなかりけり、浮世の馬鹿が起きて働く、などと口ずさみつつ、熟睡。ハワイ島もそうだが、島にはなんだかとても体にいい「気」が横溢しているように思う。

  よく、重病の芸能人などが静養のためと称してハワイに出かけるが、それは本当にその通りなのではないだろうか。誰かにそう教えられたからそう思うのではなく、実際にその地で数日過ごすと、体にエネルギーがたまっていくような気がする。海を渡る風のせいなのか、あるいは海中から顔を出す島の磁場がそんな効果を生み出すのか、そこのところは分からないが、心身が整えられて元気になる気がする。

  この「シギラベイサイドスイート アラマンダ」にこもっていると、2年前の夏に出かけたモルディブのリゾートホテルのことを思い出した。その名はリーテラ、ワン&オンリー。もう、これ以上のリゾートホテルに泊まる経験は、私の人生には訪れないだろうという気にさせられたホテルである。

  毎日のルーティン化したモノトーンな人生の足取りとは対蹠的に、そこで過ごした1週間はカラフルな色彩で彩られて、記憶の中で屹立している。なぜ、急にリーテラのことを思い出したんだろうと考えたが、それは部屋の匂いだと分かった。木のフローリングの匂いなのか、麻のラグの匂いなのか、それとも南の島で作られた家具の匂いなのか、それは定かではないが、同じ匂いが漂っていたのだ。そういえば、部屋の作りもなんとなく似ている。

  リーテラの想い出で、生涯忘れえぬものは、漆黒の闇が島全体をすっぽり覆うような夜ふけ、2本の椰子の木にくくりつけたハンモックに寝そべって夜空を見上げたときの星空である。夜空の中に、キラキラと星が光っている、というようなものではない。大げさに言えば、満天にちりばめられた星と星の間を黒い夜空が埋めている、といった趣である。

  その時の星々には及ばないけれど、宮古島で見る星たちもなかなかに際立ったものだった。

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  読書メモ(最近読んだ本)

●「アンティキテラ 古代ギリシャのコンピュータ」(ジョー・マーチャント  文藝春秋)

1900年に、地中海の小島の海底から引き上げられたブロンズの塊。こびりついた緑青をはがすと、底からは沢山の歯車とギリシャ文字が現れた。それはまるで時計か計算機のように見えるが、そんなものが古代に製作できたのだろうか。数多くの科学者が次々に登場、その謎のブロンズの真相に迫ろうと悪戦苦闘する、その群像を描く。何よりも感服するのは、決して簡単ではない「歯車の仕組み」を映像ではなく、文章で説明しようとした筆者の執念。

●「ミッドウェー海戦」(牧島貞一 河出書房 昭和42年刊)

最近、戦記物にはまっている。名前は知っているけれど、その実際を良く知らない戦争の実際について、これを機にちょっと読んでおこうと思って手に取ったところ、はまってしまった。戦記物の筆者たちはみんな、生死の境を彷徨い、そののちついに生き残った強運の持ち主たちばかりである。当然といえば当然だが、生き残ったものだけが実録戦記を記すことができたのである。興味深いのは、この強運者たちの死生観はみんな共通して、面白いようにあっけらかんとしていることである。

●「新・作庭記」(丸山健二  文藝春秋)

和歌山の実家の庭に花壇でも作ろうと思って読み始めたが、全然「作庭記」ではない。作庭に仮託しつつ、身の回りの愚劣な人々やことどもに対する呪詛に満ち溢れた、まことに奇妙な本である。

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コメント

私もモルディブのリゾートで夜空を眺め、
腰を抜かしたひとりです。見慣れたオリオン座の
枠の中が、あれほどびっしりと星で
埋め尽くされていようとは!
1対1で宇宙の営みを見せ付けられているような
気がして、恐怖心さえ覚えました。

それはそうと、1万hitおめでとうございます!
…こちらに書いてしまいすみませんでした。

投稿: クランツ | 2009年6月10日 (水) 14時18分

励ましのコメントありがとうございます。
ご覧のように細々とやっています。
モルディブの夜空は、あれを目撃した人でないと
説明がむつかしいですよね。クランツさんも頑張ってください。

投稿: 路傍よりクランツさんへ | 2009年6月10日 (水) 20時16分

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