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2009年11月13日 (金)

机上の脅威

  
    机の上も、頭の中もちょっと収拾がつかなくなってきているので、いきおい、ブログの更新もかなわない。

  一番の原因は、先日ここにでも紹介した「ぼくらの頭脳の鍛え方」(立花隆 佐藤優 文春新書)をじっくり読んでしまったからである。よせばいいのにその気になって、同書で紹介された本を何冊も購入してしまったのだ。

  悪いことに、アマゾンではどんな古い本でもクリック1発ですいすい買えてしまうのである。一昔前ならば古本屋巡りをするしかなく、神田や早稲田を歩いているうちに足が棒のようになってしまって、もういいやあ、と諦めもついたものなのに、今時はそうもいかない。

  アマゾンで書名を入れて検索すればすぐに該当書物が現われてきてしまうのだ。しかも、中古で探すと売価が1円という本も少なくないので、ついついバカスカ買い込んでしまうのである。送料のことなんかすっかり忘れて・・・。

  で、買ったのが「インディアスの破壊についての簡潔な報告」(ラス・カサス)と「<戦前>の思考」(柄谷行人)、「論理哲学論考」(ウィトゲンシュタイン)、そしてジョン・トーランドの「大日本帝国の興亡」全5巻。

「論理哲学論考」をちらっと開いて、視界の端でそーっと様子を伺ってみる。「あ、おれ読んでませんから、まだ、見てるだけですから」とウィトゲンシュタインに断りをいれながら、「あのー、すんません、また来ます」といってすばやく退散。さっさと「大日本帝国の興亡」に逃げ込む。

  これが面白い。それも道理で、太平洋戦争に関する日米の書物や資料を縦横無尽に援用しながら纏め上げるのだから面白くないわけがない。ここ最近はずっと、ベッドの中でもバスタブの中でも太平洋戦争一色である。

  しかし浮気性なもので、その合間にクロード・レヴィ=ストロースの「悲しき熱帯」を読み、一方でブライアン・グリーンの「宇宙を織りなすもの  時間と空間の正体」を読む。そして今日は昼休みに、近所の本屋で内田樹氏の「日本辺境論」(新潮新書)を購入。今夜はこれだな、と思うとほっぺが緩む。

  まだ、このブログで紹介していないけれど、「日本語の正体」(金容雲)と「単純な脳、複雑な『私』」(池谷裕二)の2冊は抜群に面白かったので是非ここに書かなくてはいけないなと思いつつ机に積んだままなので、いつも気になっている。そのほか、ブルペンにはディヴィッド・ハルバースタムの「朝鮮戦争」上下やらが控えていて、どうにも落ち着かない。

  

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