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2010年3月13日 (土)

人は死ねばゴミになる


   Sさんが亡くなってはや半月が経つ。早いものだなあと思う。逝くものはかくの如きか昼夜を舎かず。あっという間に1年が経ち、10年が過ぎ、100年が流れる。そうなったら、もう、誰も、Sさんという人間が生きていたことさえ覚えていないだろう。

  かつて、検事総長を務めた伊藤栄樹氏は「人は死ねばゴミになる」という題の本を上梓したことがある。おそらく、ご自身がガンで余命いくばくもない時期に執筆されたものだと思う。人は死ぬと単なる生ゴミとなり、焼却されてきれいさっぱり消えてなくなる。人間の一生とはそんなもので、それ以上でもそれ以下でもない。

  最期の一瞬まで見届けた、Sさんの奥さんから手紙が来た。その中に、
<時々は、あの豪快な笑いと笑顔を想い出してやってくださいませ。>という一文があった。そうである。遺されたものにできることは、そうやって追想することだけである。

  でも、Sさん、会いたいなあ。

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