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2010年11月28日 (日)

2010年11月28日、ある冬の一日

    11月28日、本日の一日。

    ゆっくり朝風呂に入り、読書。内田樹「街場のマンガ論」(小学館)を読了。面白いことがいっぱい書いてある。風呂から上って、りんごと柿とバナナを食した後に、クルマに乗って近所の散髪屋「Fuji」へ。前回から2週間しか経っていないけれど来週の土日はゴルフなので一週間はやくカット。といっても丸坊主だけど。

    ネルシャツが欲しくなったのでそのままクルマで吉祥寺へ。その前に腹ごしらえをと三鷹駅北口の讃岐うどんの店に行くも、日曜日で休み。仕方がないのでそばの喫茶店「茶楽」で野菜カレーをくって紅茶を飲む。

    東急の駐車場にクルマを入れて、駐車場の1階にある店でシャツを物色。ふらふらしているうちに靴売り場へ。今若い女の子達がはいているブーツ(中にボアがついてあったかそうなやつ)に似た男物があったので欲しくなって試着(っていうのかな、靴も。試し履き)。CROCSのものはきつすぎ。Columbiaのものは足首がゆるすぎてダメ。どちらもハンパで嬉しい。買わなくていいもん。よかった無駄遣いしなくてすんだ。俺が欲しいけどぐっと我慢しているのはイタリアはブッテロのブーツ。6万円以上する。伊勢丹のメンズ館にある。お願いだから誰か早く買ってくれないか。

    GAPでネルシャツを購入。隣にあった20パーセントオフのセール品と間違えて購入。正価であった。くやしい。吉祥寺をブラブラ。やはり、さきほどのブーツのことが頭にあるのかABCマートへ。ボアのついたブーツを物色。VANSの安っぽいものしかなくて嬉しい。

    ネルシャツをすでに購入したのに、UNIQLOにもいいものがあるかもしれないと思い立ち(馬鹿だなあ)、ヨドバシカメラのビルに。7階にUNIQLOがある。エレベーターの前に並ぶが、あまりの込みように馬鹿馬鹿しくなってリタイア。よかったあ、込んでて。

    その足で「ユザワヤ」へ行くがビルを建て直し中で、お店がない! 調べると吉祥寺丸井の7、8階に移転しているという。てくてく。せっかく丸井に移転したというのに、前と同じように混沌としている。商品のことを尋ねたいのにCASHERにしか店員がいない。いったい、この店はどうなってるんだろうか?

    クルマのフロアマットのアクセルの下の部分(靴の踵が当たる部分)に穴が開いてきたので、穴ふさぎのための頑丈な布地が欲しくて行ったのだが、そのようなものがあつのかないのか、あるとすればどこにあるのか、が分らない。

    やっと捕まえた店員に「あのー、米軍が防弾チョッキに使っているような生地はないでしょうか?」と聞くと「はあー????」という顔をされる。店内を汗まみれになりながら(暖房がききすぎ)徘徊し、やっと、自力でショルダーバッグのベルト部分に使う生地に出くわす。これを購入。うまく貼り付けられるだろうか?

    駐車場からクルマを出して東八道路沿いのJマートへ。郊外によくあるホームセンターである。ここで、換気扇のタイマースイッチ(押して3分ほど経つと自動的に切れるやつ)を探すが、相応しいものがない。似たようなものはあるが4,5000円する。うーむ、自動的に切れるスイッチは高いんだなあ。洗面所の電球(17口の)を2個買っ
て退散。

   クリーニング屋「ポニー」に寄ってクリーニングをピックアップし、また新たに何枚かを出す。ここのクリーニング屋さんで洗ってもらったシャツはヒノキの香りがついてくる。「ヒノキの香りがするのは不愉快なので、オレのシャツには臭いをつけないで欲しい」とお願いするが、ここでも「はあああ??? それは全く無理なんです・・・・」との返事。世の中はままならんな。

   暗くなってきたので、毎度おなじみのカフェ「ハイ・ファミリア」へ。クルマは駐車場へ。ビールとポテトチップとサンラータン雑炊を頼む。ビールで酔っ払って心地よくなってきたところでおもむろにPCを開けて、このブログをこきこきと書き出す。クルマを運転して帰るから、もう少し酔いがさめないと帰れないな、これは。

    雑炊を食い終わってからウーロン茶をオーダー。茶葉は捨てないで取っておいてもらって、何杯でもおかわりできるようにしてもらった。

   こうして一日の行動を記してみると、ほとんど子供ですね。自分勝手なところ、未練がましいところは昔から何にも変わっていない。

    先に、内田樹氏の「街場のマンガ論」には数々、面白いことが書いてあったと書いたけれど、その中のひとつがこういうもの。

<なんのことはない。40年経っても、「がわ」が爺になっただけで、16歳の私はそのまま手つかずでのこっているのである。(・・・・・)
  老いるということは、単線的に加齢するというほど単純なことではない。(・・・・・)
  生まれたときから現在の年齢までの「すべての年齢における自分」を全部抱かえ込んでいて、そのすべてにはっきりとした自己同一性を感じることができるというありようのことをおそらくは「老い」と呼ぶのである。
  幼児期の自分も少年期の自分も青年期の自分も壮年期の自分も、全員が生きて今、自分の中で活発に息づいている。>(P152)

  だから、大学教授になっても女子大生に恋をしてしまって面倒なことになってしまうという事態が起きるわけだな。

  さて、カフェが閉店しそうなので多い急ぎで本の話を少々。長らく読み続けてきた「天皇の世紀」(大佛次郎著)は朝日文庫版で14巻まで来たがついに挫折。活字が小さい、昭和40年代に刊行された古本でインクがかすれてしまっているという理由でギブアップ。大佛氏の病状が悪くなるにつれて引用に次ぐ引用が多くなりはなはだ読みにくいのである。

  まあ、いいわけだけど。文春文庫版が全12巻出揃ったので、これで最初から読み直すこととしたい。

「闇金ウシジマくん」を全19巻読み終えた後、現在は「もやしもん」に取り組み中。また、この後は歴史的な少女マンガに取り組む予定。「ガラスの仮面」とかね。

   
    最近読み終えたのはアルベルト・アンジェラというイタリア人のジャーナリストが書いた「古代ローマ人の24時間」(河出書房新社)。これは西暦115年、トラヤヌス帝の治世下のローマ市民のごくごくありふれた一日を朝早くから夜遅くまで詳細に記述したもの。まるで目の前で一日が過ぎていくようなリアルな書きっぷりがとても楽しい。この方法で、文化文政期の江戸の一日を誰か書いてくれぬものか。

    この「古代ローマ人~」の前にマンガ「テルマエ・ロマエ」(ヤマザキマリ著・エンターブレイン)を読んでいたのだが、この両作品を同時に読むことをお勧めしたい。「テルマエ・ロマエ」はラテン語で「ローマのお風呂」。この作品は「マンガ大賞2010」と「手塚治虫文化賞」をW受賞した傑作で、古代ローマの浴場建築士がなんの拍子か現代日本のお風呂(銭湯や温泉や個人風呂など)にぶくぶくと瞬間移動してしまうというお話。そこでのカルチャー・ショックぶりがこのマンガの面白さのキモとなっている。

    しかし、シチュエーションがシチュエーションだけに、そんなに様々なカルチャー・ショックを作者が思いつけるわけもなく、第2巻目は、やはり第一巻目の際立ちに及ばないのがちょっと残念。

    以前、リーマン・ショックの際に、このブログでも「大損こいた人間の話ばかりが新聞紙面をにぎわしているけれど、大損した人間の裏には大儲けした人間が絶対にいる」ということを何度も書いた記憶があるが、その、気の遠くなるような「大儲けをした人々」のことを丹念に取材して書いた本が「世紀の空売り」(マイケル・ルイス著 文藝春秋)。誰も何も評価しないけれど、こんな面白い本はないと思う。

    副題は「世界経済の破綻に賭けた男たち」。やっぱり、大博打を打って勝つ人間はみんな風変わりだということがよーく分ります。

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コメント

天皇の世紀のテレビ映画12月から渋谷のイメージフォーラムでやっているみたいですよ。

投稿: NEKOMURA | 2010年12月10日 (金) 17時39分

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