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2009年5月 8日 (金)

「人間に対する愛」がそこにあるから

  
    いいなあ、こういうニュース。この記事を書いた報知の記者もえらいけれど、その妙味を認めて配信させた上司もえらいと思う。

  こういうほのぼの系の記事を書くのはとても難しい。ほとんどの記者は、このテの事実を知っても、「こう書けば記事なる」と直感的に悟ることはないだろうと思う。

  しかしこの記事を書いた記者は、そうではなかった。面白みのツボをきちんと掴んで楽しくまとめている。こういう眼差しのある記者の書いたものは信用していいと私は思う。何よりも「人間に対する愛」がそこにあるからだ。では、引用開始。

<ペットボトルの中に「たからのちず」差出人だぁれ?

  5月8日8時1分配信 スポーツ報知
 
  神奈川県横須賀市の横須賀海上保安部の船着き場に、4月に漂着したペットボトルの中から「たからのちず」と記された紙が見つかり、7日、同保安部が公開した。小さな子どもの筆跡ながら、「たからのしるし」として、ドクロマークで3か所もの宝の隠し場所を示す内容。同保安部では今後差出人を捜し、見つかれば「そのお宝とは何なのか?」を尋ねた上で、記念品の贈呈や巡視艇の体験乗船などのプレゼントを考えているという。

 「たからのちず」「こたつ」「ゆうたへや」-。巡視艇の乗組員たちも興味津々の“お宝マップ”が発見された。地図は1枚で、B5判の白い紙に鉛筆書き。部屋の間取り図のようにも見え「たからのしるし」として、ドクロマークが3か所記載されている。

 横須賀海上保安部の管理課によると、地図が見つかったのは4月22日。東京湾内を巡る巡視艇「ゆうづき」乗組員が出航前、プロペラに絡まったりするのを防ぐため、網で周辺のゴミを取り除く作業をした際、500ミリリットルのペットボトルが交じったという。

 乗組員はペットボトルの中に手紙のようなものを発見。2つに折った後に丸められた紙を取り出して開いてみると「たからのちず」の文字が。乗組員8人の船内で、思わず「宝の地図を見つけた!」と声を上げたという。

 地図を拾った乗組員は、数日後に管理課に提出。同課では地図を吟味した結果「ゆうたへや」「なつベット」「しょうくん」と書かれていることから、「差出人は3人兄弟」との見方を強めた。

 ただし「どの方面から流れてきたかは全く分からない」という。ペットボトルのキャップにはJTのお茶「辻利」の文字。JTによると「2007年9月から、全国的に販売されている」商品で、宝のありかの手がかりは、あまりに薄い。

 同課では差出人が分かり次第「まず、宝が何なのかを聞きます。こちらから宝を探しに行きたいぐらいです」。差出人の年齢などを考慮した上で、記念品の贈呈や巡視艇の体験乗船などを検討しているという。

 問い合わせは同保安部まで。(電)046局861・8366 >

  というわけなので、何か手がかりを知っている方は、是非上記の電話番号にご一報いただきたい。

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2008年10月14日 (火)

不謹慎ですみません

   休みの日は、終日ベッドに寝転んで本を読んだり携帯でメールをチェックしたり、ニュースを読んだりすることが習慣となってしまっている。この3連休も、同様に、なまけもののような毎日を送った。

  携帯でチェックするニュースは毎日新聞のものと決めている。読みやすいし、記事が長いのも気に入っている。夜中の2時頃にふと眼が覚めると、意味もなくちゃちゃかとアクセスし、なんか新しいニュースはないかいな、と覗くようになってしまっている。

   昨夜は、たまたまだと思うが、にんまりしてしまうニュースに出くわした。不謹慎ではあるけれど、ニマーとしてしまうのである。「人間てのは、ほんとに困ったもんだなあ」というのがそのニュースを読んだ感想である。このブログを読む方々にもニマーとしていただきたくて長くなるが引用したい。出典は「毎日新聞ニュース」である。

   まず、そのいち。

<強盗:スパイダーマンの覆面で襲う…大阪と堺で4件連続
 堺市と大阪市で12日夜、米国映画のヒーロー「スパイダーマン」の覆面などをした2人組による強盗事件が4件相次いだ。2人とも男とみられ、1人は赤地に黒いクモの巣の模様がある覆面姿でバイクを運転。もう1人は後ろに乗り、覆面をしていない場合もあったという。大阪府警は同一グループによる犯行とみて、強盗傷害容疑などで行方を追っている。
 12日午後9時半ごろ、堺市堺区戎之町東5の市道で、この2人組が飲食店員の男性(62)に鉄パイプのような棒をちらつかせて「金を出せ」と脅し、現金約2000円を奪って逃げた。
 約40分後、大阪市浪速区で美容師の男性(37)が同様の手口で脅され、さらに約30分後に同市西成区で会社員の男性(55)も脅されたが、いずれもけがや現金の被害はなかった。
 さらに約15分後、同市阿倍野区帝塚山1の市道で、大学生の男性(22)が「お金持ってないか」などと言って近づいた2人組に、いきなり顔面を殴られた。現金は奪われなかった。
 2人はいずれも、声や体格などから20歳前後とみられるという。
【宮地佳那子】>
  
  お次は、

<違法飛行 容疑の82歳男性逮捕 町役場も捜索 北海道

    国土交通省の許可を得ずに北海道の上士幌町航空公園(上士幌町)から飛行機で飛行したとして、帯広署は13日、上士幌町上士幌東3線、無職、米倉辰雄容疑者(82)を航空法違反容疑で逮捕した。同署は公園を管理する町が米倉容疑者の違法飛行を知りながら放置した疑いがあるとみて、町役場など3カ所を家宅捜索。詳しい経緯を調べている。

  調べでは、米倉容疑者は8月18日午後3時ごろ、飛行許可のない自家用のウルトラライトプレーン(超軽量動力飛行機)=約210キロ=で、場外離着陸場の許可を得ずに公園内の滑走路を使用して上空を飛行した疑い。

  米倉容疑者は旧日本軍で戦闘機パイロットだった元特攻隊員。20年以上前から公園内で離着陸を繰り返していたが、約5年前に脳こうそくを患い操縦免許を失効。約10年前に中古で購入した自家用機は当時から機体の飛行許可を得ていなかった。調べに対し「機体を点検しているうちに飛びたくなってしまった」と供述している。【田中裕之】>
  
   はい、不謹慎です。不謹慎ですが、なんか笑っちゃいます。

 

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2008年8月28日 (木)

タクシー王子・川鍋社長に会う

  昨夜、六本木ヒルズで「上海コンテンポラリーアート展」の告知パーティが行われた。上海にもアートにもあまり関係のない身の上ではあるけれど、友人の中村奈央子さんがご招待下さったので、いそいそと出かけた。「韓国で一番の美人女優が来るから、紹介してあげるね」と中村さんに言われて、会場に向かう足取りもいつになく軽やかなのだった。

  でも、その女優さんの名前(なんとかテヒさんだったような気がするが正確ではない)を聞いても、韓国芸能事情に全く疎いので、その方に出会うことがどのくらいありがたいことなのかがよく分からない(猫に小判)。

    お目にかかると確かに美しい方であったが、彼女の経歴を全く知らないので話しの接ぎ穂がない。こういう場合、経験的には大概失礼なことを相手に申し上げて大顰蹙をかうことが多いので、「お目にかかれて光栄です」とだけ申し上げて、別の場所に移動する。中村さんの友人のクボちゃんは「竹島は日本の領土だ、って彼女にばちこーんと言ってきて」とけしかけるが、とてもとても、そんな勇気は私にはありません。

    と、そこへ颯爽とひとりの青年が現れた。中村さんが「日本交通の川鍋さんです」とご紹介くださる。「日本交通・・・・、川鍋・・・・・」 ん? あ、タクシー王子じゃないの。そうだ、あなたには話したいことがあるんだ、と初対面にも関わらず、先月乗った日本交通のタクシーでの経験をぶしつけにもご説明申し上げることとなった。その経験については、7月25日の項で「日本交通・中村運転手の英断」と題して、こんなふうに書いている。

< おとついのこと。


  会社の同僚3人とタクシーに乗り込んだ。私が先に後部座席に乗り込んだのだのだが、ふと足元を見ると、茶色い封筒が落ちている。お、現金拾っちゃったかな、とにんまりしつつ中を見てみると、ミュージカルのチケットが3枚。

  よーく見ると、赤坂アクトシアターでやっているミュージカル、「フラガール」のものでS席9000円である。3枚で〆て27000円なり。いつのチケットなのかなと見ると、なんと、30分後に開演となっている。おそらくは、このタクシーで3人は劇場に向かったのだろう。が、あろうことか、肝心のチケットを車内に落っことしたまま・・・・。

「運転手さん、俺たちを乗せる前に、赤坂まで3人組を乗せなかった?」
  と運転手さんに聞くと、
「ああ、乗せましたよ。若い女の子の3人組だったけど」
「ありゃあ、その子達、赤坂にミュージカルをみに行ったんですよ。でも、チケット3枚ここに落っことしてんですよ」
「ええっ・・・・」
  運転手さん、一瞬絶句。どうしたんだろう、と思っていると、その運転手さん、意を決した様子で、
「お客さん、すいませんがここで降りてください」
  決然とそういう。なんだ、何事だ?
「私、チケット持って、急いで赤坂に向かいますっ」
  おお、そういうことか。わかったわかった。それは俊敏で優しい判断である。われわれ4人は急いでタクシーから降りた。タクシーは慌てて赤坂に向かう。

  後から来たタクシーに乗り込んだ我々は、「ちゃんと女の子3人組にチケット渡せるかなあ」「女の子たち、きっと今頃呆然としてるよ。27000円だもんなあ」「タクシーの領収書をもらっていたら、チケット落としたといって、タクシー会社に連絡できるんだけどな」「でも開演30分前だしなあ」などといいろいろ話し合っていると、一緒にいた30代後半の女性が、
「女の子たちって、きっと、若くてかわいい3人組なんだよ。絶対そうだよ。おばさんだったら、絶対行かないね、赤坂まで」
  と言い放つ。一同、納得。

  でも、日本交通の中村某運転手、あんたはえらい。
  さすが、「タクシー王子」川鍋社長が指揮する会社のメンバーだけあるぞ。>

  という顛末を、川鍋社長に説明すると、「おお、それはいい話ですねね」と言って、手帳を取り出してメモを始める。「自分のブログで、いい話として書こう」とおっしゃる。いいね、レスポンスが早くて。
「社長、この中村運転手に、ぽーんとボーナスはずんで下さいね」と調子に乗ってお願いすると、「うん、ポケットマネーででも、払います」という迅速なご返事。

  よかったね、中村運転手! 

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